こんにちは、まめ子です。
わが家の息子は社会人1年生。
まともな入社式なし、歓迎会なし、新人研修、同期飲みも全てリモート…。
そんな異例ずくめだった2020年に新社会人となり、もうすぐ1年が経とうとしています。
しかし、ここにきて息子が息切れ気味(>_<)
そんな息子を見て、「リモートワーク」や「社会人になった子供に親ができること」について考えてみました。
目次
息子からの電話は、ほぼ悪いニュース⁈
息子は、大学進学を機に家を出ました。
そして「便りがないのは良い便り」を痛感。
楽しくて充実している時は、親のことなど思い出すわけもなく、連絡は皆無です(笑)
ちょっとした連絡はラインで。
なので、電話がかかってくるのは100%に近い割合で悪いニュースです。
- お金がない
- トラブルが起きた
- 高熱が出て動けない
今までに受け付けたトラブルは数知れず。。。
家の鍵をなくした、財布を落とした、他にはここに書けないようなトラブルも笑。
今までの経験上、息子から電話がかかってくると心臓をギュッとつかまれたような嫌な感覚になります。
* * * *
そして先日、息子からの電話。
心臓ギュッ!の状態で電話に出てみると。。。
以外にも何てことない用事で一安心。
でも、近況を聞くうちに電話の真意にたどりつきました。
「何のために生きているか分からない」
いつも能天気な息子の口から出た言葉とは思えません。
これはかなり弱ってる(*_*)
聞けば、決算の時期ということもあり、残業が続いているとのこと。
朝9時からリモートワーク開始
夜10時〜11時に仕事終了
自炊する元気なし
美味しいものが食べたいけど、開いてるのはコンビニだけ
昼休憩も、時間がもったいからほぼ仕事
土日に大量に作ったカレーでしのいでいる
息子史上初のハードな生活にまいってたんだ〜
「便りがないのは良い便り」と信じきってた。。。
単純な母は、急に息子が不憫に思えてきました(T_T)
社会人1年生にとってのリモートワークとは?
リモートワークのデメリット
現在精神的に弱っている息子。
1年間、ほぼリモートワークだった息子を見ていて、「そうなってもおかしくない」という思いもあります。
リモートワークのデメリット
・新人研修担当者のイメージが悪いと勤労意欲が一気にダウンする
・細々した疑問までは先輩に聞けないため、常に「これでいいのか?」という不安がある
・十分に教わっていないが、結果は求められる
・モデルにしたい素敵な先輩の姿を生で見れない
・画面越しに受ける注意は対面よりダメージが大きい
・働く喜びを実感できる場面が少ない
・ランチや飲み会といった気分転換の機会がない
・スーツが着こなせない
などなど
勝手にたくさん挙げてみました。
もちろん感じ方は人それぞれ。
しかも、母親目線だし(笑)
一番キツいのは、失敗した後、先輩や上司からのフォローがないことだと思います。
いわゆる『飲みニケーション』不足!
昭和的な考えかもしれませんが、『飲みニケーション』って大事だと思いませんか?
もちろんランチでもいいのですが、職場以外でのコミュニケーションが深まると、また頑張る力が湧いてくるものです。
画面越しに注意されっぱなしっていうのはキツいですよね。
リモートワークのメリット
デメリットがあれば、もちろんメリットもあります。
リモートワークのメリット
・通勤時間が浮く
・ランチ・飲み会などの出費がない
・上はスーツ、下はリラコでもオッケー
良いことと悪いことは表裏一体。
もし毎日満員電車に乗って出勤していたら。。。
飲みニケーションは可能でも、体力的にキツくてダウンしていたかもしれません(>_<)
息切れ気味の社会人の息子に親ができることは?
自信をなくし、仕事をする意味、生きる意味について考えているという息子。
そんな息子が愛おしくて、
と焦る私。一方、
とあっけらかんとしている夫。
なんだこの温度差は…
元気はないものの
- 睡眠はとれている
- ご飯も食べている
この2つは大丈夫そうなので、「もう大人なんだから…」と自分に言い聞かせて、しばらく様子を見ることにしました。
数日が経ってから、恐る恐る電話してみると、かなり明るい声に戻っていました。
相変わらず残業はあるけど、なんとかモチベーションを保っているとのこと。
久しぶりに出社した際、尊敬している先輩とランチに行って話を聞いてもらったようです。
とりあえず一安心。
でも、そんなに簡単に解決する問題ではなく、今後も続くような気がします。
* * * *
こんな時、もう社会人になった息子に親ができることは一体何なのでしょうか?
今回、自分なりに考えたことは次の4つです。
- 睡眠・食事に支障が出ていないか確認する
- 聴き役に徹する
- 親の時代の価値観を押し付けない
- 本人が望めば家事をサポートする
睡眠・食事に支障が出ていないか確認する
もしも、「疲れているのに眠れない」「食欲がなくて食べられない」という症状が続いていれば、心療内科や精神科を受診したり、会社を休ませたりということが必要になってくると思います。
現在の息子は、しっかり眠って食べているようなので大丈夫そう。
聴き役に撤する
息子の話を聞いていると、ついつい「あまい!」と喝を入れたくなります。
ですが、そこはぐっとこらえて、とにかく聴き役に撤しています。
自分の失敗は高ーい棚に上げて、「理不尽な上司が悪い」と言っていたとしても、とりあえず聴く!
男の子って、母親にもカッコ悪いところを見せたくないみたいなとこありませんか?
自分の不甲斐なさは自分が一番分かっているはず。
なので、ひたすら話を聴いて、大変さを理解してあげるだけでも本人の心が軽くなるのでは?と期待しています。
親の時代の価値観を押し付けない
世の中は、5年単位、いや1年単位で変わっています。
入社から定年までずっと同じ会社に勤めるという時代も終わりました。
私が若い頃は、親からも上司からも「石の上にも3年」とよく言われましたか、これはもう死語。
3年も我慢しているより、自分に合わない会社や仕事なら、次へ進むようにアドバイスしようと思っています。
息子が「会社を辞めたい」と言ったらの話ですが、近い将来そうなりそうな予感(笑)
その時のために、心の準備をしておきます(*^^*)
本人が望めば家事をサポートする
残業ばかりなら、部屋は相当汚いんだろうな。
溜まった洗濯もしてあげたい。好物を作って食べさせたい。。。
でも、それは「本人が望めば」のサポートです。
忙しい中、自分で時間をやりくりして生活していく経験も大事ですよね。
母親としては、いろいろ世話を焼きたくなりますが。
宅急便で手料理を送ってあげるのが、一番スマートなサポートかもしれません。
突撃訪問で、彼女と鉢合わせるのは避けたいし(笑)
息子のことは心配でも、親がしてやれることなんて、ほんのわずかなんですね。
終わりに
この記事では、コロナ禍で社会人となった息子を通して考えたことについて書いてみました。
心配な息子にも、もうすぐ後輩ができます。
ほぼリモートワークの新人第2期生。
業種によっては、コロナ禍の今の働き方がスタンダードになっていくのでしょうか?
だとしたら、心のケアがますます必要になってきますね(>_<)
まめ子のつぶやきにお付き合いいただき、ありがとうございました。