50代の日々の暮らし

HSC、HSPについてマンガで分かる【HSCの子育てハッピーアドバイス】

2021/1/15

HSC子育てハッピーアドバイス

 

先日、「HSCの子育てハッピーアドバイス」を読みました。

書籍名の通り、HSCタイプの子供の理解と育て方について書かれた本です。

今さら子育て本?って感じなんですが、HSC、HSPについて興味がある方すべてにおススメです。

マンガを使った説明とカラフルな色使いで、すいすい読めます!

子育て中、または子育てを終了した方は、お子さんのことを思いながら。。。

お子さんのいない方は、自分自身の子供の頃を思い出しながら読むと、理解が深まると思います。

 

「HSC子育てハッピーアドバイス」は、こんな方におすすめ

  • HSC、HSPについて知りたい人
  • 自分やわが子が、「とても敏感」「とても繊細」「人より傷つきやすい」「人付き合いで疲れやすい」などと感じている人
  • 自分が「生きづらい」、または、わが子は「育てづらい」と感じている(た)人
  • 幼稚園や学校の先生、塾の先生など子供に関わる仕事に就いている人

 

著者の明橋大二先生ってどんな人?

明橋 大二(あけはし だいじ)先生の略歴

心療内科医。専門は精神病理学、児童思春期精神医療。

昭和34年、大阪府生まれ。

京都大学医学部を卒業し、現在真生会富山病院心療内科部長。

児童相談所嘱託医、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長、富山県虐待防止アドバイザー、富山県いじめ問題対策連絡会議委員として、子どもの問題に関わる。

〈著書〉『なぜ生きる』(共著)、『子育てハッピーアドバイス』シリーズ、『みんな輝ける子に』 など多数。

 

まめ子
「子育てハッピーアドバイス」のシリーズは、子育て中のバイブルにしていました(^_-)

 

HSC(エイチエスシー)ってなに?

 

シャボン玉をふく女の子

 

HSC(エイチエスシー)は、Highly Sensitive Child(ハイリー センシティブ チャイルド)の頭文字です。

アメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士が提唱した言葉で、著者の明橋大二先生は、「ひといちばい敏感な子」と邦訳されています。

大人の場合は、HSP(エイチエスピー)Highly Sensitive Person(ハイリー センシティブ パーソン)といわれ、メディアでもよく取り上げられるようになりました。

この本では、HSC(ひといちばい敏感な子)タイプの性質がいろいろなシーンを例に、たっぷり書かれていて分かりやすいです。

 

まめ子
あなたやあなたのお子さんは当てはまりますか?

 

本の中に、HSC、HSP両方のチェックリストが載っています。

出版社(1万年堂出版)のホームページでも見れるので、興味のある方はチェックしてみてください! 

 

 

HSCの子育てハッピーアドバイス」の内容と感想

(プロローグより)

敏感な人たちは、少数派なので、どうして自分だけがこんなに傷つくのだろう、自分がおかしいのではないか、と思います。

(中略)

一般的なやり方や、ママ友のアドバイスは、敏感な子にとっては、刺激が強いものばかりです。

だからこそ この本ができました。

 

世の中には、5人に1人の割合で「ひといちばい敏感(HSC)」といわれる子供が存在するそうです。

プロローグの中で、「HSCは少数派」と書かれていますが、私は、5人1人ってかなり多いなぁ・・・と思いました。

だから、このことについて知りたい思う人が案外多いんじゃないでしょうか?

割合としては多いはずなのに、5人のうちの4人の存在が幅をきかせていて、後の1人が変わり者扱いされすぎている感じ。


私の場合、娘の子育てに悩むことが多く、発達障害や心理学に関する本もたくさん読みました。

でも、娘とは何かが違う。

学校の先生やママ友に相談しても、なかなか理解してもらえませんでした。

おそらく、学校生活で人に迷惑をかけることはなかったので、家族以外には分かりづらかったのだと思います。

とにかく悩みながらの子育てでした。

 

でもこの本を読んで、娘に感じていた「育てづらさ」が、まさにHSCの特性に関係していたことが分かり、やっと腑に落ちました。

自分たちの育て方に問題があったわけではなく、治す必要がある病気ではなく、わが子が持って生まれた「性質」だと分かり、急に心が軽くなりました。

それと同時に、娘のことを理解してあげられなかった申し訳なさも感じてしまいました。

もし、娘が小さい頃に「HSC」について知っていたら、イライラしたり悩んだりしたりせずに、もっと大らかに関わってあげられたかもしれないなぁと、反省しきりです。

 

まめ子
ごめんね、娘。

 

娘にも本を見せたところ、

 

これ、私のことが書いてある〜(#^^#)

 

と面白がって読んでいました。

自分が「わがままで変わり者」ってわけではなく、生まれ持った「性質」なんだと分かって安心したようでした。

大事なことは、HSCかどうかを見極めることではなくて、その子(自分自身)のありのままを丸ごと認めること。

明橋先生の本に、よく登場するキーワード

この子はこの子でいいんだ」です。

生身の子供を前にすると、そう寛大にはなれないのが現実ですが・・・。

子育ての基本、「自己肯定感」を育てることが一番大事なんだと分かりました。

今さら感はありますけど。。。(;^ω^)

 

最後に明橋先生からHSCの子供たちへのメッセージが記されています。

 

自分の特性に気づくことで、世の中の価値観に無理やり合わせた生き方ではなくて、自分の個性を生かし、自分らしく生きることができるようになるのだと思います。

(中略)あなたのようなタイプの人がいなければ、またこの世の中は成り立っていかないのです。

 

自分の個性を生かし、自分らしく生きる

この言葉、いくつになっても心にしみます。

すべての人への応援メッセージですね♡

 

HSCやHSPに関する著書はたくさん出版されていますが、この本の読みやすさはダントツです。

 

明橋先生の優しく温かい言葉と太田知子さんのイラストも見てほしい!

 

HSC、HSPについて知りたい方、もう一度子育てについて振り返ってみたい方(いないか…)に、ぜひ読んでほしい本です!

 

HSCの子育てハッピーアドバイス」の情報

【書籍名】HSCの子育てハッピーアドバイス(HSC=ひといちばい敏感な子)
【著 者】明橋大二(あけはし だいじ)
【イラスト】太田知子(おおた ともこ)
【発行所】株式会社1万年堂出版
【発行日】2018年(平成30年)6月18日
【ページ数】223ページ

 


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